ミスチルの「光の射す方へ」どっちなんだ問題
日本が誇るモンスターバンドのひとつ、Mr.Childrenの名曲に「光の射す方へ」というものがある。等身大以上に売れていることにとまどいを覚えて突如活動休止、1年半後に「終わりなき旅」で活動再開して、その3か月後に出たシングル曲。当時そこまでは売れなかったものの、今でもライブで定番の曲となっている。
この曲のタイトルが表す「光の射す方」は、よく考えてみると方向がわかりにくい。光が照射する方を指しているのか、それとも光源そのものの方なのか。後者だとしたら「光の射す方へ」じゃなくて「光る方へ」でもよくなる。タイトル壊滅的にダサくなるけど。
僕はミスチルが言ってる「光の射す方」を勘違いしているかもしれない。いや、勘違いをしているのは僕だけなのだろうか? みんなは正解がわかってるんだろうか? 仮にライブに行って桜井さんが「みんなで光の射す方を向こう!」と呼びかけたとき、僕たちは全員同じ方向を向けるのだろうか? ミスチルの言葉は国民の理解を得ているのだろうか? 気になったのでTwitterでアンケートを取ることにした。
おそらく昼休みに昼食を摂りながらTwitterを見るひとが多いのではないかと考え、その少し前、11:45ごろアンケートを投稿。昼休み終わりの13時まで、動向を注意深く観察することにした(ちなみに僕は1日中昼休みです)。
はじめ
「光が伸びている方向」優勢でスタート。総数6票とかなのですぐにひっくり返るだろう。
その後
すぐに「光源に向かう方向」が逆転。しばらくこの傾向が続く。「光が伸びている方向」:「光源に向かう方向」の割合が40:60(以降、割合は100%を基準に書きます)で、「光源に向かう方向」派が優勢。ちょっと意外。
昼休み開始後(12:10ごろ)
昼休み効果か、投票数が伸びる。「光が伸びている方向」が追い上げてくる。一時期は49.2:50.8にまでなり、ほぼ半々に。
その10分後(12:20ごろ)
「光が伸びている方向」が再び追い抜く。しかし依然僅差。
その3分後(12:24ごろ)
両者きれいに並ぶ。回答してくださっているのが全員ミスチルファンだと仮定すれば、最終的には49:51の比率に落ち着きたいところ(※そういった歌詞の曲があります)。
その5分後(12:29ごろ)
「光が伸びている方向」がまたもやリード。回答数が増えてきたので、1%の違いが大きな差となりそう。と思ったけど150票の1%って1.5票か。
その3分後(12:33ごろ)
ふたたび両者ぴったり並ぶ。国民がまっぷたつに割れている。ミスチル側からすると正解が必ずあるはずなので、国民の半数は誤解しているということか。
その10分後くらい(12:45ごろ)
お互い抜きつ抜かれつしながら10分後、51:49という、ミスチルファン歓喜の理想的な比率になる。欲を言えば逆がよかったのだけど(※そういった歌詞の曲があります)。
昼休み終了間際(12:58ごろ)
フォロワー数3万超えの生物群さんにリツイートされたからか、昼休み終了間際の10分で回答数が倍増。1%の重みが6票くらいになる。「光源に向かう方向」が大きくリード。
昼休み終了(13:00)
この数分での票の伸びがすごい。集計結果が反映されるタイミングみたいなものがあるのかもしれないけど。多くの方にとっての昼休みが終わったので、観察はいったん終了。最終結果を楽しみに待つことにする。
ということで最終結果は以下の通り。
ミスチルの「光の射す方へ」どっちなんだ問題、民意を問いたいと思うので、直感でお答えください
— fmmzk (@fmmzk) 2020年5月13日
「光源に向かう方向」がややリードしたものの、おおよそ50%に近い割れ方となり、「約半数は誤解している」という結果が明らかになった。
個人的な回答を書いておくと、「光の射す方へ」は虫の走光性(光に向かっていく性質)についての歌です。「虫の走光性についての歌です」と断言していいのかわからないけれども。2番のサビで「月夜に歌う虫けら 羽を開いて 光の射す方へ」という歌詞があり、虫には走光性があるので、この場合の「光の射す方」とは「光源に向かう方向」である、というのが僕の考えです。
あと、ラストのサビ前から入り始めるコーラスが「jump up to brighter(明るい方に跳ぶ)」と歌っている、という説があり(諸説あります)、光源に向かってるという考えを補強しています。
曲をきちんと聴いたことがなくて、なんとなくタイトルだけ知っているというひとはどっちと思うのか疑問に思ってアンケートをとってみたのだけど、一応過半数は正解なのではないでしょうか。今後もしライブやフェスに行って桜井さんが「みんなで光の射す方を向こう!」と呼びかけたときには、みんな光源の方を向くようにしましょう。そう、ステージ上で最も輝いている、Mr.Childrenのみなさんの方向をね!